着床しやすくするには子宮内膜を厚くすること

受精卵が無事着床するために重要なのは、しっかり厚みのある子宮内膜の存在です。受精卵はふっくらと厚みの増した子宮内膜に潜り込む形で根を張り、着床を行います。十分な厚みを持ち、柔らかい子宮内膜でないと受精卵も着床できず、妊娠しづらいからだということになってしまうのです。着床するためには8mm以上の厚さが必要だとされており、できれば10mm以上の厚みは欲しいところでしょう。着床のタイミングである排卵後8〜12日あたりで厚さ15mm以上あると、着床についてはかなり期待できます。着床だけでなくその後の出産までスムーズにできるかという点においてとった統計でも、子宮内膜の厚さと着床、出産には大きな関連があることがわかっています。

 

この子宮内膜の厚みを増すために必要なのが黄体ホルモンです。黄体ホルモンは、排卵後に分泌されるホルモンで、これが不足していると子宮内膜が厚くならず、着床しづらい状態になってしまいます。実際、子宮内膜が薄くて着床できず、黄体ホルモンの補充などのホルモン療法を行うことも少なくありません。生活の中で黄体ホルモンのホルモンバランスを整えることも大切です。

 

子宮内膜を厚くするために、日々の生活の中で出来ることはいろいろあります。まずは血行を促進することです。血行を促進すると、子宮内膜にも十分に栄養が届きます。しかも血行を促進することで体温も上がりますから、妊娠確率も上がるでしょう。血行促進のために、軽い運動を生活に取り入れるのもいいですし、体を温めるような食品を摂るのもおすすめです。生姜など、体がポカポカするもの日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。逆に、夏野菜など体を冷やすものは血行を悪くしてしまうので、避けたほうがよいでしょう。食べる場合は火を通して温野菜にするなど、ひと手間かけることでかなり違ってきます。

 

それでもなかなか子宮内膜が厚くならないという場合は、薬や注射にとって黄体ホルモンを直接補充します。実際、不妊治療で黄体ホルモンが処方されることも少なくありません。もちろんその場合も生活習慣を正しく保ち、黄体ホルモンができるだけ体内で作られるようにすることも忘れてはいけませんが、あまりストイックになってストレスを感じるようになっても逆効果なので、無理をせずに医師に相談するようにしましょう。過度なストレスは、ホルモンバランスを乱して、子宮内膜を厚くする妨げにもなりかねません。