妊娠するには着床しやすい環境を整えることが大切

妊娠は、いくつもの過程を経てようやく成立するものです。まず健全な精子と卵子が作られ、タイミングよく受精が行われて、さらに子宮への着床が行われます。この後の妊娠継続にもさまざまな要素が必要になるのですが、まずは着床するまでが難しいものです。特に着床については人間はそもそも着床しにくい動物だと言われています。タイミングよく性交を行った場合の受精率は85%なのに対して、無事に着床する確率は30%。この着床率を高くすることこそ、妊娠確立を上げるためのカギになるのです。

 

それでは、着床率を上げるためにはどうしたよいのかというと、着床しやすい環境を作るしかありません。着床しやすい子宮を作ることこそ、着床率アップには欠かせないのです。着床しやすい子宮とは、やはり子宮内膜が十分な厚みを持ち、柔らかく作られていることや、体温が高く維持できていることなどが挙げられます。つまり、赤ちゃんはフカフカの暖かいベッドでないと育ってくれないのです。

 

着床率を上げるために着床が予想されるタイミングでは安静にするという人もいますが、着床しやすい環境を作るという点では普段からの生活が大切です。子宮内膜は短期間で作られるものではなく、生理終了後にから徐々に形成されていきますから、その時だけがんばっても仕方ありません。普段から食事の内容や生活習慣に気を配り、女性ホルモンである黄体ホルモンがスムーズに分泌されるようにしておくことは大切です。ホルモンバランスを整えることは、着床率アップには欠かせないでしょう。さらに血行を促進して体温を上昇させることは、子宮内膜を柔らかい状態に保つことにもつながります。また、子宮筋腫などがあると着床出来ないわけではありませんが、やはりある程度ハンデになります。

 

体温をしっかりキープすることも着床には重要で、基礎体温を測っている人であれば、着床の可能性のある排卵〜生理までの期間中は体が高体温を保つことが実感できているでしょう。体温が低いとそれだけで着床は難しくなってしまいます。慢性的に体温が低めの低体温の人や、手足が冷たくなりやすい冷え体質の場合は、それを改善することが着床しやすい環境つくりにつながります。運動は体を動かすことによって体温が上がるだけでなく、筋肉をつけることで日常生活の動きでも熱を発生できる体にしていくため非常に有効です。あまり運動する習慣がないという人は、ウォーキングなど簡単なものから始めてみてはいかがでしょうか。